2017年12月6日医療や健康に関連する検索結果のアップデートについてアフィリエイターはどうしていけばいいのか
2018年6月4日更新
2017年12月6日Googleが医療、健康に関する検索結果を改善しましたとアナウンスがありました。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html
これはかなりの大変動が起こり、軒並みアフィリエイトをしている系のサイトがダウン下との報告が多数ありました。
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追記:2018年の半ばに入ってもまだ順位がグラグラしています。
以下クライアントさんのとある健康系キーワードの検索順位です。
2017年12月6日ごろまではほぼ1,2位だったのがそれ以降ガタガタです。時折戻って来そうになったかと思いきやまた飛んだり・・・また上位表示されているサイトも目まぐるしく変わっています。
ちなみに、12月6日に飛んでからこの記事は触っていません。
2018年12月6日の状況:私の周りの人も下落傾向の人多数
※実際の私のクライアントさんの例
アフィリエイトサイトではなく、セラピストさんのサイトなのですが、単体キーワードで5位くらいを位置していたのにガクッと下がりました。ただ、ちょっとマイナーワードなので、現在の検索結果は微妙です。前の方がわかりやすくてよかったです。たぶんまだまだ調整中なんでしょう。
多くの方の中で、今回のアップデートはよかったという意見があります。しかしその一方で品質の低い、ユーザーには満足出来ない内容のコンテンツが逆に上がってしまっているパターンも多いのでまだまだ細かい調整はかかると思われます。
実際に私のサイトでも、順位が戻った例もあります。
今後もこういった、医療系、お金に関わる系の大きなアップデートはあると思われます。より深く理解しておくためにいくつかこの件に書かれた記事を紹介しておきます。
バズフィードの記事
Google検索から不正確な医療情報が消える 「前代未聞の規模」
WEB担当者フォーラム
グーグル検索結果が大変動、医療・健康のクエリ60%に影響するアップデート
海外SEO情報ブログ
個人ブロガーさと愛さんのブログ
https://sora3.net/googleup1207.html
以上、まとめると、医療系の記事は「信頼できる権威のある組織、団体の書いた記事」が上がりやすくなり、そうでないものは下がる傾向、ということですね。
となると、個人のアフィリエイターにはきつくなります。
YMYLとは
その中にYMYLという言葉があります。これは健康やお金に関することですね。詳しくはこちら
PQ(Page Quality: ページ品質)が特に重要なページもあります。このようなページをYour Money or Your Life(お金や生活) 、YMYLと呼びます。YMYLは、現在あるいは将来の幸福や健康的な生活(身体的、経済的、安全性など)に大きな影響を与える可能性があるページです。YMYLページは、信頼できるサイトに掲載されるべきで、そのコンテンツは高度な専門性と権威とともに作られていなければなりません。
YMYLが重要視されるページの具体例
- 個人識別番号や銀行口座番号、免許証番号のような個人情報を求めるページ — これらはなりすましに利用されうる
- ユーザーがクレジットカード番号や銀行口座番号を提供することがあるような金融取引に使われるページ — たとえば何かを買うことができるページ
- 体の健康に影響を与えうる、医学や健康に関する情報を提供しているページ
- 子育て・しつけや住宅・自動車購入のような人生における大きな決断に関してアドバイスするページ
- 法律的・資金的なアドバイスを与えるような将来の幸福や経済状況に影響を与えうる人生における大きな問題に関するアドバイスを提供するページ
アフィリエイターが取るべき対策
ではアフィリエイターとしての今後の行動にはいくつか選択肢があると思います。
- 医療系キーワードが出て来る商品はやらない
- いや、しかしここで辞めるアフィリエイターが多いと踏んで上がるキーワードを探し医療系記事を続ける
- 医療系キーワードは置いておいて落ち着くまで静観する
- こんな変動まっぴらだ!とアフィリエイトをやめて別のビジネスをする
などなど
いろいろな選択肢があると思います。正直Googleが今後どう動くか?どんなアルゴリズムを作るか?自分のサイトが上がるか?なんて100%はわからないので、自分の直感で思ったように行動するのがよいと思います。
ただ、医療の次はお金にまつわること、なのでお金にまつわることを書いているサイトをお持ちの人は少し気を付けた方がよいと思います。
これは私の勝手な見解ですが、恐らく「運営者情報、連絡先、住所」などを書いているサイトの方が今後は残りやすいのではと考えています。中にはドメインのwhois情報を公開したほうがいいという情報もあります。
自分の正体を明らかにしているサイトは残るのではないかと踏んでいます。
というのもGoogleは機械学習をどんどん取り入れて「人間が信頼できると思うサイト」というのを機械に学ばせています。
では、人間が信頼しそうなサイトとはどんなサイト?となると、有名なブランドのある会社名のサイト、httpsで始まっているサイト、運営者情報、住所、氏名、電話番号の書いてあるサイトなどになってきます。
もちろんこれだけが残る理由ではないですが、最低限こういうことをやっておいた方がよいであろうと思われます。
しかし、医療系に関しては私も幾つかのキーワードが落ちましたし、コンサルしている方のサイトも落ちました。
「どうしましょう~(TдT)」
と心配のメールが来ますが、
とりあえず今はその落ちた記事は触らないで下さい。
という指示を出しております。
ここで、もし記事タイトルを変えたり、被リンクをはがしたりすると、その後一体何が原因で動いたのかわからなくなるためです。しばらく放置して戻った場合はGoogleのアルゴリズムが変わったと思えます。
ですので、しばらくは静観ということで、他のジャンルの新規記事作成や、過去記事の更新をおすすめしております。
また、Googleのアルゴリズムは今後も進化し続けます。そのためにも複数サイト、複数のジャンルでの運営をおすすめしております。
追記 2018年3月
2018年3月現在、その後も12月6日まではずっと1位を維持していた記事が50位前後をうろうろしていると思っていたら突然1位に戻ってきたり、また飛んだりを繰り返しています。
アルゴリズムがまったく安定していない印象ですが、とある1位のキーワードはずっと1位のままだったりします。1位のサイトをみてみると
・コンテンツの豊富なサイトの中の1記事である
・オリジナル性の高いコンテンツである
・写真もフリー素材ではなくオリジナル撮影である
・滞在時間がしっかり3分以上はある(感じがする)
・スマホ対応がきちんと施されている(スマホでの表示速度も早い)
・優良な被リンクがいくつかついている
などなど、サイトとして最低限のコンテンツを満たしているものがよいかなといった感じです。もちろんこれらはライバルの強さによって1位かどうかは揺らぎますので正解はありませんが、最低限出来ることはやっておくのが大事ですね。
サプリ系のサイトを運営している人も、一時期は落ち込んだけども続けていると戻ってきたという話もあり、サイトの順位が飛んだからといってすぐに諦めるのはやめて、しばらく放置してみて様子を見てまた更新するなどすればよいと思います。
追記 2018年6月
現状ですが、医療系キーワードはまだまだフラフラした状況が続いています。ただ大きく変動するキーワードとそうでないキーワードがあると感じています。順に変動に関してはこちらのサイトで詳しくレポートなどが書かれています。
http://namaz.jp/
ただ、そもそもの話をするとですが、順位は変動するものです。それはGoogleがアップデートを続けている証拠でもあり、いろいろなテストをしている結果でもあります。
順位が下がるのは自分のせいかもしれませんし、Googleのアルゴリズムのアップデートのせいもあります。
つまり稼ぎ続けるには変動がずっと起こる前提で、Aという記事が下がったらBが上がるというように、いろいろなやり方のサイトやジャンルを持っておくというのが生き抜く道ではないかと思います。
そうすると時間とコストがかかるわけですが、SEO(サイトアフィリ)で頑張るならそうするしかありません。
メルマガやLINE@の戦略が使える方は例外ですが、基本的には複数サイト、複数ジャンルで行うのが安全ですね。